「Claude CodeやCodexを使ってみたいけれど、何を入れればいいのかわからない」──そんな非エンジニア向けに、この記事では Visual Studio Code(VS Code) の導入方法を、できるだけやさしく整理します。
特にこの記事では、VS Codeのインストール、日本語化設定、Gitの必要性、Claude CodeとCodexの導入方法、さらに最初に入れておくと便利な拡張機能までまとめて解説します。
VS Codeは表示言語を切り替えられ、Git連携も標準で備えています。ただし、Git機能を使うにはローカル環境にGit本体を入れておく必要があります。VS Code公式は、Git機能の前提として Git 2.0.0 以降のインストール を案内しています[1]。また、表示言語の切り替えは Configure Display Language コマンドから行え、日本語表示も選択可能です[2]。
非エンジニアがClaude CodeとCodexを使う前に知っておきたいこと
まず前提として、Claude CodeやCodexは「魔法のボタン」ではありません。便利なのは事実ですが、ファイルをどこで開いているのか、何を編集しているのか、どこに保存されるのか が見える環境で使ったほうが、非エンジニアには圧倒的にわかりやすいです。
その点でVS Codeは、左側にファイル一覧、中央に編集画面、拡張機能でAIツールの画面を追加できるので、かなり扱いやすい構成です。ブラウザだけでAIを使うよりも、「どのファイルがどう変わったか」を追いやすいのが大きな利点です。
また、AIに作業を任せる場合でも、最初から複雑なプログラムを書かせる必要はありません。非エンジニアなら、まずは次のような用途から始めると入りやすいです。
- HTMLや文章の修正
- READMEや説明文の作成
- ブログ用コードの整形
- 既存ファイルの意味をわかりやすく説明してもらう
- レイアウトや見出し構成の改善
最初の目的は「コードを書く」ことではなく、AIを使って作業を整理・修正・補助してもらうことに置いたほうが挫折しにくいです。
VS Codeとは? なぜClaude CodeとCodexの導入に向いているのか
VS Codeは、Microsoftが提供する無料のコードエディタです。拡張機能を追加することで、エディタを自分の用途に合わせて強化できます。Claude CodeやCodexのようなAIツールも、この拡張機能の仕組みを通じて使えるようになります。
Claude Codeの公式ドキュメントでは、VS Code拡張を使うことで inline diffs、@-mentions、plan review、ショートカットなどをIDE内で使えると案内されています。また、この拡張はVS CodeでClaude Codeを使うための推奨方法として説明されています[3]。
Codexについても、OpenAI公式は Codex IDE extension を案内しており、VS Code内で利用できる構成になっています。ただし、VS Code拡張の対応状況は環境差があり、macOSとLinuxで利用可能、Windowsはexperimental(実験的対応) とされています[4]。
つまり、VS Codeは単なるテキストエディタではなく、AIを実用的に扱うための「作業場」と考えるのがわかりやすいです。
VS Codeのインストール方法
まずはVS Code本体を入れます。ここでは細かな開発設定は不要で、まず起動できる状態にすることが目的です。
- VS Code公式サイトから自分のOS向けのインストーラをダウンロードする
- インストーラを実行する
- 案内に従ってインストールを進める
- インストール完了後、VS Codeを起動する
最初に確認することはシンプルです。
- VS Codeが正常に開くか
- 左側にアイコンメニューが表示されているか
- 拡張機能の画面が開けるか
この段階では、まだClaude CodeやCodexを入れなくても大丈夫です。先に日本語化を済ませておくと、後の作業で迷いにくくなります。
VS Codeを日本語化する方法
VS Codeは英語表示が初期状態のことがありますが、日本語化できます。VS Code公式は、表示言語の変更を Configure Display Language コマンドから行えると案内しています。コマンドパレットを開き、表示言語を切り替えると、必要なLanguage Packがまだ入っていない場合はその場でインストールが促されます[2]。
Japanese Language Packの入れ方
- VS Codeを開く
- 左側メニューの「拡張機能」を開く
- 検索欄で Japanese Language Pack と検索する
- Japanese Language Pack for Visual Studio Code をインストールする
- 必要に応じて再起動する
VS Code公式は、日本語を含む各言語のLanguage PackをMarketplaceから追加できると案内しています[2]。
表示言語が日本語にならないときの対処法
Language Packを入れても英語表示のままなら、次の手順を試してください。
- Ctrl + Shift + P を押してコマンドパレットを開く
- Configure Display Language と入力する
- 候補から 日本語(ja) を選ぶ
- 再起動を求められたら再起動する
公式ドキュメントでは、言語変更時に再起動が必要なこと、利用可能な言語として Japanese(ja) があることが示されています[2]。
非エンジニアにとって、ここはかなり大事です。設定メニューや拡張機能画面を日本語で理解できるだけで、導入のハードルが大きく下がります。
Gitをインストールする理由と必要性
「VS Codeを入れたのに、なぜGitまで必要なのか」と思う人は多いです。結論からいえば、VS Codeのソース管理機能はローカルに入っているGitを使って動きます。VS Code公式は、Git機能を使うには Git 2.0.0 以降 をマシンにインストールする必要があると説明しています[1]。
Gitが必要な理由
- AIが変更した内容の差分を確認しやすい
- 編集前の状態に戻しやすい
- ファイルの変更履歴を整理できる
- GitHub連携の土台になる
特にClaude CodeやCodexのようなAIツールは、複数ファイルをまとめて編集することがあります。そんな時にGitが入っていると、「どこをどう変えたか」を把握しやすくなります。
Gitの初期設定
VS Code公式は、コミット時にGitのユーザー名とメールアドレス設定が使われることも案内しています[1]。最初に次の設定をしておくと安心です。
git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"
GitHubと連携する場合も、VS Code公式は前提条件として Gitのインストール、GitHubアカウント、GitHub Pull Requests and Issues 拡張 を挙げています[5]。
Claude CodeをVS Codeで使う方法
Claude Codeは、Anthropicが提供するAIコーディング支援ツールです。公式ドキュメントでは、VS Code拡張を入れることで、IDE内で inline diffs、@-mentions、plan review、キーボードショートカットなどが使えると説明されています[3]。
Claude Code導入の流れ
- VS Codeの拡張機能を開く
- Claude Code を検索する
- 公式拡張をインストールする
- 必要に応じてVS Codeを再起動する
- 初回起動時にAnthropicアカウントでサインインする
Claude Code公式は、VS Code 1.98.0以上とAnthropicアカウントを前提条件として案内しています。また、拡張が表示されない場合は再起動または Developer: Reload Window を試すよう案内しています[3]。
Claude Codeは何が便利か
Claude Codeの強みは、単なる質問応答ではなく、ファイル編集を伴う作業に向いていることです。公式案内でも、VS Code拡張はネイティブなGUIとして統合され、必要に応じてCLIもVS Codeの統合ターミナルから利用できると説明されています[3]。
非エンジニアなら、たとえば次のような頼み方から始めると使いやすいです。
- このHTMLを初心者向けに書き直して
- この文章を見出し付きのブログ構成にして
- このフォルダにREADMEを作って
- このコードの意味をやさしく説明して
- スマホ表示で見やすくなるよう整えて
CodexをVS Codeで使う方法
Codexも、VS Codeから使えるAIツールのひとつです。OpenAI公式のCodex IDE extensionページでは、VS Code拡張として利用できることが案内されています[4]。
Codex導入の流れ
- VS Codeの拡張機能を開く
- Codex を検索する
- 公式拡張をインストールする
- OpenAIアカウントでログインする
- 必要に応じてサイドバーやショートカットを調整する
WindowsでCodexを使うときの注意点
OpenAI公式は、CodexのVS Code拡張はmacOSとLinuxで利用可能で、Windowsサポートはexperimental と案内しています。また、Windowsでより良い体験を得るには WSLワークスペース を使うよう案内しています[4]。
そのため、Windowsユーザーが最初に試す場合は、「多少不安定でもおかしくない」という前提で見ると混乱しにくいです。まずは小さな作業から試し、必要に応じてWSL環境を検討するのが無難です。
非エンジニアにおすすめのVS Code拡張機能
Claude CodeやCodexだけでも使い始められますが、非エンジニアが使いやすくするには補助拡張も大切です。ここでは「最初から入れすぎない」前提で、効果がわかりやすいものに絞って紹介します。
Japanese Language Pack
最優先の拡張です。VS Codeの表示を日本語化できるため、設定や拡張機能の理解がかなり楽になります[2]。
GitHub Pull Requests and Issues
GitHubとVS Codeをつなぐ代表的な拡張です。VS Code公式は、GitHub連携の前提としてこの拡張を案内しています[5]。
Prettier
HTML、CSS、JavaScript、Markdownなどの見た目を自動で整えやすい拡張です。AIが生成したコードの崩れを直すのにも役立ちます。
Error Lens
エラーや警告を見つけやすくする拡張です。初心者は「どこが問題か」に気づきにくいため、視認性を上げるだけでもかなり助かります。
indent-rainbow
字下げの深さを色分けして見やすくする拡張です。HTMLやPythonのように構造を追う場面で便利です。
最初は、日本語化、AI拡張(Claude Code または Codex)、GitHub系、整形系の最小セットで十分です。
VS Codeで最初にやっておきたい初期設定
環境を少し整えておくだけで、AIツールの使いやすさはかなり変わります。
自動保存をオンにする
AIに修正してもらった結果を確認しながら進めるなら、自動保存を有効にしておくと保存忘れが減ります。
作業用フォルダを作って開く
単一ファイルだけを開くより、フォルダ単位で開くほうがAIに文脈を渡しやすいです。HTML、CSS、画像、メモ、READMEなどをまとめて置いておくと、Claude CodeやCodexがプロジェクト全体を理解しやすくなります。
ソース管理画面を一度見ておく
Gitを入れた後は、VS Code左側のソース管理画面も一度開いておくと安心です。変更差分を確認する習慣がつくと、AIがどこを変えたのか把握しやすくなります。
Claude CodeとCodexはどっちがおすすめ?
非エンジニアが最初に迷いやすいのが、「結局どっちを入れればいいのか」です。結論としては、最初は性能比較よりも自分が続けやすいほうを選ぶのが正解です。
- Claude Code: 既存ファイルを読みながら、整理・編集・実装補助までまとめて進めたい人向け
- Codex: OpenAI系の環境に寄せたい人向け
ただし、本当に重要なのは「どちらが少し賢いか」よりも、VS Codeの基本操作に慣れること、Gitで差分を見ること、AIに具体的な指示を出すことです。
最初は1つだけ入れて、次のような小さな依頼をしてみるのがおすすめです。
- 見出しをSEO向けに直して
- このHTMLをスマホ向けに整えて
- この文章を初心者向けに言い換えて
- ファイル構成を整理してREADMEを書いて
VS Code導入でよくある質問
VS Codeは無料で使える?
はい。VS Code本体は無料で利用できます。拡張機能も多くが無料で使えます。
Gitを入れないとClaude CodeやCodexは使えない?
絶対に不可能というわけではありませんが、VS Codeのソース管理機能や変更差分確認を活かすなら、Gitは入れておいたほうが圧倒的に便利です。VS Code公式も、Git機能の前提としてGitのインストールを案内しています[1]。
日本語化しても一部英語のままなのはなぜ?
拡張機能や一部の表示は英語のまま残ることがあります。また、言語切り替え後に再起動が必要な場合があります[2]。
WindowsでもCodexは使える?
OpenAI公式では、VS Code拡張のWindows対応は experimental とされています。安定性を重視するなら、案内どおりWSLワークスペースの利用も視野に入れるとよいです[4]。
非エンジニアは何からAIに頼めばいい?
最初は「作る」よりも「直す」「整える」「説明してもらう」から始めると成功しやすいです。ブログ運営なら、HTML修正、見出し改善、メタ説明文作成、README作成あたりが入りやすいです。
まとめ|まずはVS Code・日本語化・Gitから始めよう
非エンジニアがClaude CodeやCodexを使い始めるなら、最初にやるべきことはシンプルです。
- VS Codeを入れる
- 日本語化する
- Gitを入れる
- Claude CodeまたはCodex拡張を入れる
- 必要最低限の補助拡張を追加する
この順番で環境を整えるだけで、「AIに文章を直してもらう」「HTMLを修正する」「ファイルを整理する」「差分を見ながら編集する」という流れがかなりやりやすくなります。
最初から高度な開発環境を目指す必要はありません。まずは日本語で迷わず使える状態を作り、そこからClaude CodeやCodexに小さな作業を頼んでみることが、いちばん挫折しにくい始め方です。

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